2008-03-15
【回顧録】転倒事故の恐怖

seagull logoダートを走ると、スリップなどして、自ら転倒することがよくある。

怖いのは、自分で起き上がれないときだ。ひっくり返った亀のごとく、誰かの助けがないと、そのまま起きられない事態は、ままある。


>ガーナ北部で、平らなダートを走っていたときだ。突然、前輪がスリップして転倒。道路の左側のほうに倒れた。

倒れた場所が悪かった。

路肩はわずかに斜面になっており、斜面のためバイクは真横を越えて、倒れてしまった。足より頭が、少し低い状態である。左足が車体の下敷きになって、足が抜けない。しかも左足のつま先は後ろの方を向いている。幸い脱臼などはしていないが、ふんばりがきかないので、どうにもバイクを持ち上げることができない。
倒れた体勢でサイドバックからナイフを取り出し、荷台の荷物を縛っているゴムバンドを切って荷物を降ろし、車体を軽くする。しかし、バイクはどうしても動かない。
ここに来るまで、すれ違う車などなかった。この格好のまま、今晩過ごすのか!?

幸い、20~30分後、トラックが通りがかり、助けてもらうことができた。

写真は、助けてもらい、やっと一息ついたところ。手前に転倒時のタイヤの後がある。
たしか、走っていてあまりに暑く、日陰で休もうとして端に寄ったら転倒した。




ボツワナにて
前夜、ブッシュキャンプをしていたため、茂みの奥から道路へ、バイクで出るときだった。道路を目前にして、草に隠れていたワイヤーに足を絡めてしまい、転倒。片足がバイクの下敷きになっているのだが、ワイヤーが足に巻きついて後方に思いっきり引っ張られた状態のため、身動きが取れない。人目につかないブッシュで転倒した以上、発見される確率は限りなく小さい。

今度こそ、やばいかも。


しかし、天の助け。ちょうどし~がるが転倒する瞬間、目前に見えてきた道路を、パトカーが通り過ぎて行ったのを見た。その時、警官はし~がるの転倒に気づいてくれたらしかった。ほどなくしてパトカーが引き返してきて、何人もの警官がパトカーから降りてきて救助してもらえた。ワイヤーを切断したりと、かなり大掛かりな作業だった。
それにしてもよく、気づいてもらえたものだ。道路わきの茂みの中なので、し~がるからもパトカーが通り過ぎたのは一瞬しか見えていなかったのに。

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5 コメント:

dada さんのコメント...

ねーねー
アフリカの人達って、
視力がいいからなんでしょうねぇ・・
(*^。^*) すぐ獲物を発見できちゃう。

2008年3月15日 12:35

し~がる さんのコメント...

dadaさん、コメントありがとうございます。

はい、外国人(白人)は、すぐに見つかってしまいます。

2008年3月15日 16:00

匿名 さんのコメント...

おぉーーー

そのこけ方だと かなり痛いし 不安になりますねぇ~ ホイッスルとか 首から下げていたくなりますねぇ。


しかし 目がいい人たちで助かりましたねぇ

2008年3月20日 16:20

し~がる さんのコメント...

avantiさん、こめんとありがとうございます。

たまにはお茶でも飲んで、ゆっくりしていってくださいな
( ^-^)o旦~~ どぞ ♪

道端に止まろうとしたときだったので、立ちゴケみたいな感じでしたが、結構怖いんですよ、こういう事態。
人によっては、単独では絶対にダートを走らない、と言う人もいますし。

2008年3月22日 14:34

し~がる さんのコメント...

「バイクも一人で起こせないんでどうするんだ!」

と、どこかから、文句が来ないうちに申し上げますと、

世界ツーリングでの荷物の積載量は、まさに過積載状態なんです。
一日中走り、夕方、転倒などしようものなら、平らなところでも、バイクを起こすのはかなり難しいです、体力が消耗していて。バンパーでもつけて、バイクが倒れても、ある程度角度が付いてる状態でもなければ、まず無理。60~70kgくらいの荷物は載っけていますからねぇ。

2008年3月22日 14:41

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