さらばモスクワ愚連隊

やた！やっと千春（ノートパソコン）がつながった！
ポーランドのクラクフから、ウクライナを越えて、ロシアへやって来ました。
今、モスクワです。一昨日到着していたのですが、ネットにうまく接続できなかったり、ログインできなかったりで、更新が遅れておりました。すみません。


四年前は、何かしらぶっ壊れた車ばかり走っていましたが、今はむしろ、まともな形をした車の方が多いように思います。

四年前と変わっていないのは
交通事故が相変わらず多いようで、一昨日は四回、昨日も一回、つぶれたり、ひっくり返ったりした車を見ました。
バスや乗用車がエンコしている姿が多いのも、アフリカと同じですねぇ。

警官は、これまた相変わらず、賄賂を要求してきます。逆に言えば、お金を払えば何でもＯＫなので、テロリストは武器の搬入が楽なようです。


世界で一番でっかい、途上国、ロシア。なんでこんな腐れ国家が、冷戦時代にアメリカと対峙できていたのか、未だに不思議です。



初戦 ---------------
ロシアは右側通行です。車が途切れたときに左折して、道路左側にあるガソリンスタンドに入りました。再びガソリンスタンドから出てきたら、警官に止められました。

知らなかったのですが、センターラインが実線の場合、そこを越えてはいけないそうです。日本で言う、「はみ禁（はみ出し禁止）」のイメージでいたのですが、なんと！左折するときですら、それを踏み越えてはいけないそうです。


あれまあ。


警官は、免許証と車検証を没収して、
「＄５００銀行に罰金を納めろ。お前は一ヶ月間免許失効だ」
などと言ってくる。おやまあ、すごい重大な違反だったのですね。

ただ、話していると、おかしなコトに、人から免許証を取り上げておきながら、その状態でバイクで、銀行に行けと言ってくるし、何か変。

まあ、渡した免許証は古いやつで、ちゃんと別のがあるし、車検証もカラーコピーで、オリジナルはこっちにあるし。銀行に納めに言ってくる、と言って、あげちゃってもいいか。
と、考える。

「ほな、銀行行ってくるから、振り込み用紙とかくれ。いくら、どこに納めりゃいいんだ？」

というが、何かそれには答えようとしない。でもって、わざとパトカーのエンジンをかけ、免許証や車検証を没収して、走り去ろうとする。

免許証も車検証も、あげてもいいから、そんな焦りはしなかったけれど、ようやくこのあたりで、警官は現金を要求してきました。

さて、あなたなら、どうします？

し～がるは、あわてもせず空同然の財布を見せ、
「ほら、金、これだけしかないのさ。１０ルーブル札でよければ、あげるよ。ほら、受けとれよ」と言って、１０ルーブル札を押しつけてやる。

「こんなんじゃあ、コーヒー一杯飲んで、おしまいだ。これくらい、もってないのか？」と言って、五千だか、五万だかのルーブル札を見せてくる。ただまあ、車のひさしよけに挟んでいる（これまでに脅し取った？）札をとりだそうとして、バラバラと、札を落としまくるアホさ加減。一枚くらい、くすねてやれば良かったか。

金を脅し取ろうというのに、吸っているタバコの灰を股間に落としたりして、とにかくまあ、落ち着きのない警官だこと。


「生憎、現金ないんだよ。今、この先の町行って、ＡＴＭで下ろすところなのさ。パトカーにカードリーダーあるかい？そしたら、このＶＩＳＡカードで、ここで払えるぜ。」

ようやく、警官はあきらめて、
「もうええ。モスクワへ行け」
と言って、免許証と車検証を返してきました。

まあ、この程度なら、し～がるには、朝飯前です。
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