外国人からのメール（その二）

先日、エジプト人からメールがありました。

エジプトで、車両の輸送手続き代行などをするから、し～がるのサイトで宣伝してほしい
と。

会社からのメールにしてはやけに、テキトーな文体。何よりも、自分のことについて、名前くらいしか書いてきていない。

住所や電話番号、会社名、会社のＨＰなどについて尋ねる。

すると、まだない？ような様子。

彼個人が、これから旗揚げをしようというところらしい。しかも、システムというのが、申し込んで金を銀行に振り込めば、手配する、というスタイル。店舗はなし。


日本だって、銀行口座へ金を振り込ませる詐欺は流行っている。まして、警察なんて先進国よりも当てにならないアフリカで、金をそのまま振り込む旅行者など、いるだろうか。

欧米人ライダーの集まるサイトでも、この件について相談してみた。やはり、異口同音に「やばい」「関わらない方がいい」という声ばかりが集まった。



最終的に、し～がるは「断り」の返事を出した。


理由も説明した。
「あなたに対する保証がないから」と。
旅行者の間で、いかにアフリカ人が信用ないかということ、警察も信用できないということ、モロッコ、エジプト、インドは、世界三大ボッタクリ大国で有名なこと、エジプトのボッタクリタクシーの実態について、などなど。

ただ、もしも、欧米人からの信用を得たら、みな、あなたのところに集まるだろう、とも伝えた。


彼は、自分らアフリカ人が、世界からどう見られているか、まったく知らなかったらしく、とても驚いていた。



のちに、再び彼からメールがきた。

会社を立ち上げたという。そして、少しでも外国人からの信用を得るため、その名を「ＴＲＵＳＴ」にしたという。立派なＨＰも立ち上げたようだ。

http://www.trustgroupeg.com/


し～がるは彼らに、外国人から信用を得るためのポイントを伝えておいた。悪いが、し～がるがしてあげられることはそれくらいだ。

もし彼らが事業に成功し、組織が大きくなったら、「ＴＲＵＳＴ」の屋号から、し～がるのことを？、再び思い出してくれるかもしれない。

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